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稲村月記 vol.02   高瀬がぶん

「六地蔵」と「オープンマインドハウス」
 


2001年4月1日

人が地面に直(じか)に座るというのは、相手に対する最大級の畏敬の念の表われかもしれないけれど、やっぱりちょっとした非日常的な光景に違いなく、なにかこう人の心を不安にさせるものがある。
例えば、うちの猫(イチ)が、前の道路の真ん中で横になって寝ていたりすると、同じような気分になる。危ないからという感覚とはまた別に、「道路の真ん中は寝る所じゃない」という日常感覚をして、ボクを不安にさせるのだ。
しかし、イチが相手なら「これこれそんなところで寝るんじゃないよ」と諭すところだが、人生の諸先輩たちをつかまえて「これこれそんな所に座るんじゃないよ」などとは余計なお世話というものだろう。
近寄ってみると「なむあみだ〜、なむあみだ〜。な〜むあみだんぶつぅ」と、なんとも気持ちよさそうな、すっかりお経ハイになっているおばあさん達の唸り声が聞こえてくる。
ところでこの六地蔵、正式には「日限地蔵尊(ひぎりじぞうそん)」と言い、極楽寺と長谷を結ぶ切り通しの外れにあるのだけれど、この写真のような状況に出くわしたのは、実はこの時が初めてだった。いつもは人影もなく、言わばお地蔵様は閉店状態のままで、ボクが撮影しようと思っていたのは、むしろそっちの方の構図だったのだけれど・・・。

普段この六地蔵は、その全面を覆うように、ステンレス性の頑丈な檻がガチッと掛かっている。その檻は、手足は通るが頭は通らない程度の隙間のある横格子で、上からスルスルと降りてくる仕組みになっているのだが、とにかく一本一本のステンレス製の棒が、コンビニで売ってる魚肉ソーセージ(5本入りのやつ)くらいの太さがあって、とてもじゃないがバーナーやチェーンソーを駆使しても、そう簡単に破れそうにないのだ。
それにしても、どうしてそこまで厳重にする必要が? 
この付近に横行する「地蔵破り!?」に対抗するために・・・なんてこともあるハズないので、このお地蔵様の管理者はよほど用心深い人物に違いない。
・・・と最初はそう考えていたのだが、ある瞬間からまったく違う見え方がしてきたから不思議。厳重なセキュリティ変じて、「六人のお地蔵さま悪さして捕まるの図」に見えるようになってしまったのだ。さしずめ罪状は、「嘘ばっかり言っては、純真な人々から金品を巻き上げる罪」かもしれない、などと、とんでもなく罰当たりな考えも浮かんできたりして、ここを通るたびに、ついつい薄笑いを浮かべてしまういけないわたし。
それにしても今日はなぜ檻がない、特別に保釈でもされたのか?
あ、そうか、今日の日付を見てみれば・・・納得。



2001年4月×日

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この家の主人はきっと朝の散歩で、行き交う見知らぬ人にも、ちゃんと「おはようございまーす」と声をかけるような、そんなオープンマインドな人だろうと思う。住所が笹目だからってわけじゃないだろうけど、どうしたって「目」に見えるメガネ顔の家をつくって、通りかかる人すべてに「やーどうも」と挨拶しているのだから。
この人がもしネットでもやっていれば、間違いなく顔文字使いだろう。
したがって、こちらも絵文字で挨拶を返すのが礼儀というもの。 
 


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