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稲村月記 vol.10  高瀬がぶん

微冒険シリーズ・その1 「夫婦池」の巻

          

近所に存在する秘境を一つづつ踏破するというのが、今回から始まる新シリーズで(毎回ではないけれど)、大冒険であるはずはなく、冒険とも言いがたく、しょうがないので「微冒険」と命名。

2002年2月5日


第一回目は、鎌倉山から笛田住宅地に向かう途中にある、水と緑の文化遺産として名低い「夫婦池」である。
ご覧の通り、「立ち入り禁止」「釣り禁止」とかの立札があって、柵には厳重な有刺鉄線が張り巡らされ、民間人!の侵入を頑に拒む謎のエリアとなっている。
しかし、入るな! と言われれば入りたくなるのが微冒険家なわけで、果たして、そこにどんな世界が広がっているのか、私は、おそるおそる微冒険の第一歩を踏み出した。

 




道なき道を歩くこと20秒、草木の間から池面が見渡せる場所に到達。そこには、まさにこの世のものとしか思われぬ光景が! 
透明度が裕に8センチはあろうかという池面には、鴨によく似た始祖鳥が一羽、悠然と羽を休めていた(写真中央の白い点がそうです)。

 



 
更に歩くこと15秒、今度は横穴式住居を発見! 原人か、はたまたビッグフットか、謎は深まるばかり。
いったいこの先、何が待ち構えているか! 私は未知なる世界への興味と恐怖心に包まれながら先を急ぐ。



2ページへ続く