| 2002年、6月7日。忘れもしないあの出来事・・・ 日頃から常々感じていた嫌な空気・・・嫌な雰囲気・・・ ある暴力団組織の組事務所から、一本の電話が入った。 「●●を渡したいのですが、ご足労お掛けしますが事務所までおいで願えませんか?」 直感的に危険を感じたわたしは、「では、後で若い衆に行かせる・・・」と。 「いや・・・直接取りに来てください。お願いします。」相手の若い者の声が震えていた。 只ならぬ雰囲気に、引くに引けなくなったわたしは、「では、後で行く」・・・と。 腹は括った。・・・運転手一人を随行させ、相手の事務所のドアのベルを鳴らした。 運転手には何も言ってない。外の車の中で待機させている。 そこの組長含め、8人〜10人が事務所に待機していた。 組長含む幹部連中4人がソファに座り、後の者は全員直立不動で立っていた。 思った通りのシチュエーション。・・・予め汚れても良い様にジャージで来ていた。 ソファから立ち上がった奴が、いきなりわたしの右顔面、眼底辺りにワンパンチ。 理由など良く解らないが、現実が始まった。 後ろから肋骨に蹴り。更に顔面にパンチ・・・。鼻が折れた。・・・ 手を出せば必要以上にやられると判断したわたしは、多少大げさかも知れないが、殴り倒されたふりをした。 とっさの危機回避である。・・・ 「こらぁ、立て!・・・」相手の一人が言った。 頭からバケツで水をぶっ掛けられた。 わたしは立ち上がり、ボコボコだ。・・・ 「こらぁ!ちと待てや!・・・お前ら、俺にこんな真似して抗争覚悟しとんやろな!!」 思わず叫んでしまった。 なぜか関東の人間なのに、関西系組織に属しいてるわたしは、関西弁で叫んだ。 その間、5分、10分・・・最初の2、3発で脳内モルヒネが放出したのか、痛みは感じない。 最後に顔面に蹴りを食らって、頬骨が立てに真っ二つに割れ、口から折れた歯が数本飛び出した。 血だらけのまま事務所を出た。・・・相手は震えていた。 若い衆の待機する車まで歩き、「某救急病院まで行け。緊急入院だ。」・・・ 若い衆は、「いったい何があったんですか??・・・と、涙を流していた。」 「何でもない。・・・殺す。」 (事件性がある為、細かい説明は省略する) 止血剤の点滴を一晩中しながら、水さしで数滴の水を口する程度で朝になった。 顔は適当に縫われていたので、まるでフランケンシュタインの様だ。 片目は陥没し、眼球は破裂寸前、顔半分はなくなっている。 言葉は思うようにしゃべれない。・・・ ひとまず、若い衆に病院を移る様に指示した。 ここで病院まで来られたら命はない。 医者は言った。・・・「今動かしたら死にます。命の保証はできません。」 「どっちにしても命の保証なんかない。すぐ移せ。」若い衆に命じた。 若い衆数名に指示し、カルテを持って地方の某大学病院に二日目の深夜移送された。 表向きには偽の情報を流し、居所を隠蔽した。 入院病棟は、耳鼻咽喉科病棟。 その大学病院には、偶然にも形成の名医がいた。 顔面陥没骨折・眼底粉砕骨折・眼球破裂寸前による眼圧の低下・鼻骨複雑骨折・上顎粉砕骨折、脳出血・肋骨三本骨折・歯が6本根元から折れていた。 関った医師は、耳鼻咽喉科担当医、脳神経外科担当医、精神科担当医、整形外科担当医、口腔外科担当医、眼科担当医、そして、形成外科部長。 10時間半に及ぶ手術の末、眼球は生き返った。・・・ てな訳で、現在も右半面はチタン金属が埋め込んである。 見た目は90%回復しているが、皮膚の表面にシビレがあり、気候によって浮腫んだり、痛みを伴う。 眼球の位置も数ミリズレているので、物を見る角度に寄って二つに見えてしまう。 日によって、右目の瞳孔か開きっぱなしで光がやけに眩しい。・・・ それからわたしは、日頃サングラスをかける様になったという訳です。 現在、60個くらいのサングラスを持っているかな?・・・ 変な理由でサングラスをコレクションする様になってしまった。(笑) |
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