| 「そこにあるにおい」
私が産まれる前からたたみの上にしいてある
みどりと白がまざりあった柄でほこりがいっぱいのじゅーたんが好きだった
そのジュータンに父はおならをした
母はかみの毛をおとした
私はチョコパンをはいた
そこには3人の生きているにおいがした
淋しいときにはそのにおいで安心した
ジュータンは変わった
母も変わった
そのジュータンに父は汗をたらした
新母はつばをたらした
私は泣いた 涙がジュータンにしみこんだ
そこには3人の生きているにおいがした
くさかった
まえのにおいがしなかった
それなのにまえのにおいが思い出せない
「君に34弁当と35弁当のお話」
34弁当 正式には《三十四弁当》には
《三十五弁当》より1つ少ない分
オレンジがついているそう
《三十五弁当》はシュウマイのみのおかず
そしてだんぜん主流は《三十五弁当》
《三十四弁当》を持たされた私は
少しはずかしかった
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